どうやら第二の思春期が来たらしい。

見た目はリア充完全武装。心は荒んだクリスタル。アラサー独女の日々。

股の毛について本気出して考えてみた。

 

 

股の毛に無頓着な方々に対して、わたしは無条件に軽蔑する。

 

なぜ気にしないのか。

手や足や背中のムダ毛は処理するくせになんで股の毛には無頓着なのか。

 

大事なところだから毛で守っているだなんて、あなたいつの時代を生きているのですか。

動物の皮や毛で作った布纏って裸足で狩猟または稲作してるんですか。

パンツ履いてるでしょう?

 

 

 

すました顔して街を歩くあの人もこの人もあの人も、

股の毛がモーモーに生えているなんて想像すると、変な気分になってくる。

あらゆる分野での近代化が進むこの世の中でなぜ人間の(特に日本人の)股の毛に関しての意識は変わらないのか。

と、哲学的極論に至るまで、考え出したら止まらない。

 

股の毛について、本気出して考えてみた。

タリーズで。

 

 信じられない。

隣でカフェラテ飲んでる女子大生も、喫煙室に入っていったナイスミドルも、モーモーだなんて。

 

 例えば性行為ひとつとっても、

定期不定期関係なく、致す相手がいるまたはこれから出来る可能性があるのなら毛の手入れぐらい常識的にするべきだ。絶対に。

 

性的な究極の行為(動物的とも言う)において、股の毛ほど弊害になるものはあるだろうか。

不必要でしかない。

 

相手のためを思うなら、スネや脇よりも股の毛を処理するべきではないか。

もっとも人間的な考えを持っているのなら、相手の事を考える社会的思想を兼ね備えているはずだし、自分が常識人だと思うのなら真っ先に股の毛は処理するべきである。

それは第一に相手のために。

 だって相手からしたら不快以外の何者でもないでしょう?異論は認めない。

 

 

 

風呂・脱衣所・トイレに落ちてる毛を見るのだって嫌じゃない?

だって濃くて太いし、他の部分の毛よりもやたら存在感があるから、たった一本でも床に落ちていたら妙に目立つ。

わたしだったら、もし招かれた家に縮れ毛が落ちていたらこの人の毛ってこんな感じなんだ、むしろやっぱり手入れしてないんだと思って、そのイメージがずっと脳裏に焼き付いて辛いと思う。

 

とにかく、

医学的・生物学的観点は抜きにして、人間のマナーとして、相手を慮る常識的な人間として、

全剃りしろとまでは言わないけど、整えるぐらいはすべきである。

 

汗だって汚れだって菌だって、よく分かんない諸々だって、普段手で触らないものが付いている(かもしれない)毛の部分を、性行為で相手に触ってもらおうなんて、利己的すぎる。

というか、わたしが疑問に思うのは、

奥ゆかしいと言われる日本人が何故股の毛には無関心なのかという事である。

細かい作業が得意で、それで高度経済成長を乗り越えた日本人が、なぜ自分の陰部には感心がないのか。

 

なぜだろうか。

目覚ましい高度経済成長を遂げている間、子孫繁栄に勤しんでいる間、股の毛にまで気を払っている余裕などなかったのか。

目的がはっきりしているから、それは単なる過程のうちの一部分であって、重要視されなかったのか。

 

今でこそブラジリアンワックスが主流になって、前よりも股の毛について考える機会が増えたが、

VもIもOもツルツルであるわたしが、温泉なんぞ行こうものならすぐに注目の的である。

しかも見つめるその目は、まるで変態でも見るかのような冷たいものだ。

 

わたしは訴えたい。

おかしいのはあなたたちだ。絶対にあなたたちの股はわたしの股より汚い。絶対に。

いくらかわいい下着を纏っていたって、毛の濃さでショーツが盛り上がっているというその根本的なおかしさに早く気づくべきである。

万が一はみ出ていようものなら、人間業を辞退なさった方がよろしいとさえ思う。

テレビを見ている暇があるなら、スマホいじってる暇があるなら、

一刻も早く、少しだけでも股の毛の手入れをすべきだ。

男女限らず。

 

 

美容室に行って髪の毛を整えるのと同じような感覚で、

股の毛を整えるのが普通になる国に日本はなるべきだし、

脱毛業界は背中の毛とか二の腕とか甘いこと言ってねーで、もっと股の毛に特化したプランを全面的に全面的に全面的に打ち出し、新たなスタンダードをつくってくれることにわたしは期待している。

 

 

さあみなさん、これを読んだら鏡の前で自分の股の毛を観察してみましょう。

触ってみましょう。

そして、今まで性行為をしてきた方々の顔を思い浮かべてみましょう。思い出せましたか?

そしたら相手の股の毛も自然と頭に浮かんでくるはずです。

疑問を持ちましょう。

相手の毛、確かに邪魔だったけどわたしの毛も長すぎやしなかったか。匂いはなかったか。ここを、見られていたのか、と。

 

 

何度も訴えます。

股の毛に無頓着なのは、人間として軽蔑に値します。