どうやら第二の思春期が来たらしい。

見た目はリア充完全武装。心は荒んだクリスタル。アラサー独女の日々。

考えすぎなんじゃない。流されてないだけ。

アウトプットは大事だ。

考えている事感じた事を何かしらの形にして、それを自分で眺める。場合によっては他者に見てもらう。

それだけで思考の整理ができる。

 

ただでさえ情報が溢れた現代。

独身妙齢の難しいお年頃。

それに加えて人よりアレコレ考えすぎる性格。

「悪いのは私なんかい!」

とどこにぶつければいいか分からない怒りを女友達にぶつけては叱咤され、誰も分かってくれない〜涙 と1人でふさぎ込む。

 

「考えすぎ  直す」

Google検索して同じ苦しみを抱えた人々の悲痛な叫びを読んで、私だけじゃないのだとホッと胸を撫で下ろす。

 

 

 

 

 

考えない人間は、後で沙汰される。

考えないでなんとなく人生を送るなら、ふさぎ込む程考えてその都度自分と向き合いたい。

なんなら読んでる人から共感を得たい。

 

 

損得ではなく、ただそう純粋に思う気持ちこそが結局他者まで通じるのだろうと思ってる。それは、アウトプットというモノづくりに繋がる。

自分の損得で物事を進める人はきっと後から大きくつまづく。

 

 

 

絵を描いたり写真を撮ったり。

様々なアウトプット術があるが、私は日本人ならみんなに伝わる文字を選びたい。

都度自分と向き合う時間は、忙しない世の中には必要不可欠。

 

流されたままでいいですか?

縦の軸がないなら、横の軸や斜めの軸を大事にしてみませんか?

色んな感情が渦巻いて無理して笑顔を作るんだったら、下唇噛み締めながら自分の弱い部分を具現化してみたらどうですか。

 

ブーケトス廃止希望

あれほんとにやめたほうがいいと思うの。

 

28歳。

わたしの周りで結婚式ラッシュが止まらない。今後半年間で出席する結婚式が4件ある。

そのうち、ブーケトスを廃止(または別な形で実行)してくれる式はあるだろうかと、少し期待している。

 

 

ブーケトス。

花嫁がトス(ポイ投げ)したブーケを未婚女性がキャッチする。見事キャッチできた女性は、花嫁の幸せを受け継ぎ次期結婚できるのだそうだ。

そのコンセプトにはなんの疑問もない。むしろなんてハッピーな思想だろうと思う。

 

違う。そこじゃない。

 私が疑問を呈したいのは、式場スタッフ(並びに新郎新婦の)ブーケトスの進行の仕方である。今一度考え直して欲しい。

 

・司会の女

結婚式、披露宴に必ずいる司会進行役の女。

ブーケトスが始まる時に必ず未婚女性に対して収集の呼びかけが為されるのだが、司会の女はどう考えても会場の未婚女性を見世物に仕立て上げようとしているとしか思えない。

 

「独身女性の皆様〜、次の幸せをゲットするのはあなたの番です!」

「さあ前方へお集まりくださ〜い!」

「みなさま、新婦さまに向かって大きくお手を挙げてアピールなさってくださ〜い!」

「うまくキャッチできるようにもう少し前方に寄ってくださ〜い!」

「みなさま〜、後ろにいらっしゃる方もどうぞ、前の方へいらっしゃってくださ〜い!」

 

しつこい。

一回言えばわかる。

私は20代前半の時からこのブーケトスが苦手だったので、毎回参加せずに後方でひっそりムービーを撮る役にまわるのだが、こんなに何回も言われたら遠回しに私の事言ってるとしか思えない。

そうなったら意地の張り合い。

絶対に前になんか行かない。

 

ゲストに対してストイックな式だと、ブーケをゲットした女性にインタビューまで持ちかける。

「新婦さまへのメッセージをどうぞ♪」

なんて、デリカシーのない司会のせいでゲットした(しちゃった)女性は大勢の前でとばっちりを食らう。

 

滑舌の良すぎる司会の女がはっきりとした口調で進行する事によって、ブーケトスが奇しくも見世物になってしまう。

 

 

・新郎新婦

まあ、ご本人達の晴れ舞台ですし、ご招待頂いたこちらがとやかく言う立場じゃないんでしょうけど、

 

私は、私は、ね。

予算かけなくていいから、ブーケトス省いてええんちゃうのん?と思う。

 

26歳ぐらいまでならいいのだろうが、over28からは、ゲストの立場も考えてくれると大変助かる。

だって、もう既婚者とか子供持ちとかが多い中で、キャッチする為に前方に出るのは、本当に数名だ。

 

ああ〜〜、あの子独身なんだ。

という視線を感じるし、キャッチした人って意外と二次会で、「ブーケとったよね、彼氏はいるの?」て声かけられたりするもの。

 

本人がそれ希望なら別にいいのだが。

とにかく、20代後半にもなると、ブーケトスで前方に出ると、妙に目立つ。

本当に、妙に、だ。

 

次期幸せのバトンタッチ、というのは崩さなくていいから、大勢の前で見世物にしないでほしい。

 

そこで私から提案なのだが、

引き出物の紙袋に、ブーケを受け取ってほしい本人が知らない間にそっと入れておく、とかはどうだろう。新婦の気遣いも感じられるし、受け取った本人もきっとゴクリと飲み込み無言で頷き、次期幸せをもぎ取ってくれるはずだ。

 

 

・男友達

これは例外。

この前出席した結婚式で、例によって後方で幸せを見届けていた私に、男友達が話しかけてきた。

 

「前行かないの?」

「う〜ん、私はいいや。ムービー撮ってるよ。」

「高みの見物だなw」

「え?」

「安定した彼氏がいるから私は焦ってません、ってことでしょ?下々の者〜〜って目してるよw」

 

笑ってやり過ごすしか、この場を乗り切る術は私にはなかった。

この男友達がひねくれているというのもあるが、長年付き合っている彼氏がいてブーケトスに参加しないとこんな風に見られるのかと、カルチャーショックとも言うべきか、悔しいやらみじめやら、下唇を噛み締めながら苦笑いするしかなかった。

 

結婚はまだしたくないからブーケトスには参加しなくていいかな、というのをめでたい場でバカ正直に出さんでもええがな、って思ったんでしょうね。

イヤミで頭にきたけど、確かにここはキラキラ女子に紛れて前方に出て行くのが正しい空気の読み方なのだろう。

こういうところで正直になるのは良くないなと、悔しいけど少し反省した。

 

 

 

 

何が正しいのでしょうか。

如何なる時も、自分に正直な私がいけないのでしょうか。

めでたい場では、その正直さは見て見ぬフリをするべきなのでしょうか。

 

というか、幸せなこの儀式に疑問を呈する私がこじれているのでしょうか。

 

友人の門出は心から祝ってやりたい。

そこに一点の曇りもない。

本当におめでとう!私も幸せになりたい!って思うのだけど、ブーケトスのおかげで一旦黒い自分が垣間見えるからキツイ。

 

そうだ、ブーケトスが苦手な理由は、

白い場でも黒い自分と向き合わなければいけないからなのだ。

 次に行く結婚式は、ブーケトスに参加してみようかな。

アパレルやってるけど、ユニクロを崇拝している(その2)

ユニクロへの愛を一つのブログにまとめることなんてできませんでした。

2つ目のブログを書かせてください。

一つ目はこちらから

mhasepyon.hatenablog.com

 

Googleで「ユニクロ」を検索すると、ユニクロでお洒落にコーディネートなさっている奥様方のブログがたくさん出てくる。小物とのコーディネートを楽しんでいたり、メンズのニットを袖捲りしてこなれ感を出したりなど、本当にみなさん上手に着こなしていて感心する。あっぱれ。上から目線に感じたらすいません、そんなことはない、陰ながら勝手に同志を感じているのです。

フォトジェニックなユニクロはそちらに任せ、こちらはつらつらと溢れる想いを文字に起こそうと思う。

 

・ビバSPA

ユニクロを語る上でスルーできないのが、あの低価格である。まあ正直、3回ぐらい着ただけで毛玉ができる商品ももちろんあるが、でも基本的にあのクオリティがあの価格って安くない?例えばヒートテックなんかは、感謝祭を狙って買えばたったの990円だ。10月下旬〜4月あたりまで私は必ず毎日着用しているし、これに関しては洗濯を何度繰り返しても生地がしっかりしている。数年前からは「極暖」なるラインも登場した。これが本当に暖かい。初詣やどんと祭(知ってる?)の必需品である。ヒートテックの素晴らしい所は、下着として売り出すことはせず、あくまで「インナー」として売り出していることだ。

私の記憶する限り、暖かく発熱する素材というものは結構前から世の中に出回っていたはずだ。うちのお洒落おばばがその素材のババシャツとモモヒキを着用していたのを覚えている。しかしマジなババシャツだったから着る層は限られ、実際中年の母でさえそのうすら寝ぼけたベージュのババシャツを着るのを拒んでいたぐらいの見た目だった。

対してヒートテックはインナーと銘打っているだけあり、例えその上からジャケットやパーカーを羽織っただけでも全然普通だし、何より袖丈が少し短い仕上がりになっているので上に着た服の袖口から見えちゃうなんて心配もいらない。一体、日本国民の何割がヒートテックを持っているのだろう。私のように一人で数枚所持している者も少なくないだろうと予想している。

 

インナーひとつとっても、ここまでのこだわりようと、顧客満足度ユニクロには他にも多数のアイテムが存在するが、どうして一つにつきここまで注力できるのだろう。

 

答えはSPA(製造小売業)。メーカー→卸→小売りという往来の流れではなく、ユニクロで売っているものは全てユニクロが作っている。品質や価格をメーカーや卸などの他人任せにするのではなく、商品に責任や自信を持って作り出し、販売しているからこそ打ち出せる低価格なのだ。

いちアパレル販売員の私の意見だが、例えばお客様から商品の苦情を受けたとする。私たち販売員は、表面上は謝罪をしても実際には商品に関して責任を取るわけではない、お店としてのお客様対応はできるが商品に関してはできることには限りがある。最終的には作ったのはメーカーだし、で済ませてしまう部分もあるだろう。しかし消費者にとってそんないきさつは関係ない。

ユニクロは全てを手がけているから低価格で提供でき、自社で作っているから責任を持って商品対応ができるし、そんな姿勢が消費者に伝わるからこそ長年支持され続けるのではないだろうか。

ていうか極論、モノを売るってそういう姿勢をとるべきだよね。

 

・感じるぞ、愛

ユニクロに買い物に行った時、例え店舗型でもテナント型でも共通して目につくのは店員がハツラツと働く姿だ。いらっしゃいませの声出しはもちろん、〇〇がお得です、などの呼びかけが徹底されていて広い店内を回遊する際にとてもわかりやすい。

私この前、大型店に行った時によくよく観察してみたのだが、あの声出し、多分きちんと役割分担されている。大型店だったから店員が多かったのだが、むやみやたらと全員声出ししているのではなく、各売り場に配属されている一人または二人ぐらいが商品整理をしながら集中的に声出しをしている。多すぎる店員がみんな声を張り上げていて、なんだか居心地が悪いしうるせーなと感じてすぐに店を出ちゃった経験、ないですか?多分あれは的確な仕事の指示出しがされていないからスタッフとしてはとりあえず声出しするしかないのだと思うのだけど、ユニクロのように、声を出しながら整理する人、お客様対応する人、ミシンをやる人、レジの人、それぞれが自分の役割を与えられてそれを全うしているからお客としてもわかりやすいし、それにきっと店員としてもやりがいあるよね。

 

あとはレジ。週末なんかは集客が多いから必然とレジは長蛇の列になるのだけれど、並んでいる間に店員さんのレジさばきに見惚れること、ない?あれマジでプロの域。私もアパレルだからわかるけど、レジで服畳んで袋に入れるのって結構時間かかんねん。「タグ全部切って」なんて言ってくるおばちゃんもいるしさ。しかもユニクロってまとめ買いが多いと思うんだけど、無駄な動き一つせず素早く畳んでくれるからたくさん買ってもレジで時間を費やしたりなんてことはない。それに、まとめ買いのレジは会計の人、お包みの人というように二人で裁く店が多いのだが、ユニクロは基本一人。なのにあの早さ。そして、袋の口に止めてくれたテープも、後からお客が開けやすいようにテープの先を少し折り曲げてくれる。素晴らしくない?入店してから家に帰って開封するまで全てにCSが詰め込まれてる。そんな服屋、素晴らしくない?服屋だよ、服屋。

 

それもこれも、ユニクロで働く一人一人がきちんとした自覚を持って取り組んでいる賜物だと思う。自分のやるべきこと、どうしてこうしなきゃいけないかという理由、ユニクロとしての自信、そういうのが、管理職止まりにならずにちゃんと末端スタッフまで浸透しているってすごいことだと思う。私もアパレルで店長職をしていたことがあるからわかるけど、スタッフにその精神を持ち続けてもらうようにするのって、すごい大変なんだよ。例えマニュアル化されていたとしても、手を抜くスタッフだっているしさ。

 

・もはや一人勝ち

モノが溢れかえった時代。情報が洪水している時代。

この世の中のほとんどのモノは、無くても多分生きていけるもの。

そういう世の中で支持され続けるものって、一体なんなのか。モノをたくさん所有している消費者が、それでも欲しいと思うものってなんなのか。

私は、売る側が「これすごいんです。いいものなんです。」と信じて売っているものだと思う。自分たちが自信を持っていいものを売っているという確信が、現場の店長や末端スタッフにまで浸透しているもの。

その気持ちって絶対に消費者に伝わるし、逆に言うとその精神がお客様と接する現場スタッフに浸透していないと、絶対に売れない。消費者って、シビアだからね。

 

ユニクロが長年支持され続ける理由って、そこなんじゃないかな。ユニクロのこのアイテムは、こうだからとてもいいんだ、または、この価格だからちょうどいいんだ、という理由を消費者一人一人が持っているから売れ続ける。

安かろう悪かろうの時代はもう終わったって、アパレル販売員の私は思ってる。

消費者が選択できる時代に、儲けばかり考えずいかに消費者目線でモノを作り続けられるか。それができる店は、きっとこれからも支持され続けるんだろうな(上から目線)

 

ユニクロ、愛してる。